思い出日記4

思い出日記4

君の窓辺

君の窓辺に僕はいないだろう
手を伸ばしてる後ろ姿
愛していても離れていても
時が二人を連れ去ってしまっても

ホコリのように降り積もった
日常を幸せなんて呼びながら
繰り返し繰り返し暮らした

君の窓辺に僕はいないだろう
手を伸ばしてる後ろ姿
君は窓辺に寄りかかって
洗濯物を取り込んでいる

君の窓辺に僕はいないだろう
手を伸ばしてる後ろ姿
鼻歌泥棒トモフスキー
口ずさんでる
君の好きなフレーズを

ちり紙のように積み重なった
日常を幸せの形に似せて
繰り返し繰り返し暮らした