思い出日記4

思い出日記4

そしてどこや

最寄りの駅から電車に乗って新宿で乗り換えをする時の話。

幾度となく乗り換えは経験しているはずなのだけれどすくっと降りてキョロキョロと矢印の看板を探してしまう。

すぐに思い出せないのはたぶん、おそらく、深層心理において記憶してなるものか。と把握を拒絶している節がある。という事に気がついた。

それは街に浸って日々埋没して行く自分という存在を溺れさせない為にしている防衛のような物なのかしらないけどなんとなくそんなことを思った。そして小田急線どこや。