思い出日記4

思い出日記4

弱いとこ

覚悟も甲斐性もどちらもないまま
怖くて酒飲んで死のうと思った
真冬の公園の桜の木のした
凍え死のうと思った

何もかもがもう真逆に働く
頭でわかってても
逃れられないなら追いかけていたい
一人になりたくない

僕の弱いところ君に背負わせて
夢を見たまま気絶してた
君は弱いところ僕に見せられて
うんざりしてたのに

新宿から出る帰りの電車が
間も無く終わるのに
まだ山手線つり革掴んで
ポロポロ泣きました

いつか幸せになれると思ってた
勝手に大人になれるかと
黒い窓に反射した僕だけが
子供に見えました

僕の弱いところ君に背負わせて
夢を見たまま気絶してた
君は弱いところ僕に見せられて
うんざりしてたのに