思い出日記4

思い出日記4

部屋の中で

本音と建て前の間で

いつも人を憎んでた。

 

いつかくる寂しさに怯えて

いつも窓を閉じていた

 

猫がなくより、ずっと

うるさい

血が巡るより、ずっと

しつこい

 

このままハゲて死んでしまう。

うんちも垂れ流して

死んでしまう。

 

なめんなよ。

って言われたけど、

なめてんのそっちだろ。

 

 

 

 

 

部屋から一歩も出れない。

もう、明るくすんのも、悲しむのも怖い。

なにも感じたくないから、

部屋から一歩も出れない。

 

嘲けり、笑うんか。

ダメな人だね。

って言うのか。

 

俺のこと、そうやって決めつけて、

押し付けて、踏みにじって来たのは、

俺もお前も同じでしょう。

一人で勝手に決めて、置いてけぼりにしたのはそっちでしょう。

 

嘘ついて、騙して、

都合が悪くなれば力づくでなんとかしようとしたのは俺もお前も同じでしょう。

 

二人の日々は、そんなに安っぽい物だった。

安っぽい、他人同士が演じた馴れ合いだった。

 

おれは、

いくらでも変わりたかった。

 

俺のいないところでのうのうと、

平気になるなんて、そんなこと許せない。

今までクソガキだった人間が、なぜ急に大人になれる。

 

落とし前。つけて。