思い出日記4

思い出日記4

なくなった。

やってしまったかもしれない。

大人しく帰ってりゃこんな事にはならなかったかもしれない。

たださみしくてたまらんくなって、怖くてたまらんくなってしまった。

結局自分可愛さが優先してしまう。

 

死んだ方がマシだ。と思ってもいつもなにもしなかった。

相手の幸せを願ってるなら潔く引き下がるべきだという常套句の意味は大いにわかるし、他人がそうなってたら間違いなくその言葉を言う。

だけど、自分はできなかった。

許せなかった。

 

原因なんて挙げだしたらキリがないのだけれど、

わかってやれるつもりでいた。

でも結局は別れたい。という事だけはいつも飲み込めずに終わりを迎える。

 

おれはずっと、同じことの繰り返しで前に進めない。

前に進みたかった。

変わろうとしたけど、なにもかも遅すぎた。

最終的に自分可愛さに逆効果とわかってながら抑えられなかった。

許せなかった。

今も許せない。

楽にあいつを殺しておれも死ねるならそうしたい。

それがもし罪に問われないならそうしたい。

 

だけど、それはほんとに、自分可愛さの凶行でしかない。

一番許されない思想。

しかも、

何度も何度もおれは同じような別れ方をしてきた。

その度に死にたくなって、しばらく立ち直れない。というのを繰り返してきた。

 

でも今回は、別の方法を考えようと思う。気分は最悪なんだけど、もう考えるのをやめてみようかな。

感傷に浸って、歌を作って生きてきたようなところがあるけど、もうやめようかな。

疲れた。

誰のためでもなく自分のために普通にならなきゃほんとにもたない。

 

思い出が押し寄せて死にたくなったらどうしたらいいやろ。

こんな気持ちには二度となりたくなかったのにな。