思い出日記4

思い出日記4

ほうじ茶

わたしはいま

浅草buttobiのキッチンの隅に座り込んでほうじ茶を飲んでいます。

 

現在貸切イベントの真っ最中。

ファンとアーティストの交流が行われております。

店番として滞在をしているわけです。

浅草buttobiとは、わたしが働かせてもらっているゲストハウス兼イベントスペースです。

 

そこで、数日前から拗らせた風邪のせいでずっと続く寒気、鼻水、そして軽い腹痛。

それらを和らげる為のほうじ茶を飲んでいるのです。

熱々のやつです。

 

ここで本音を言わせてもらいますと、

明日の為に早く帰って寝たいです。

 

明日?

明日とは?

 

明日とは3月31日(日)

久しぶりの個人的な音楽イベントの日です。

盟友のかみやあいのと、共同で企画した『フジオとあいの歌謡不定期便』の第一回目開催の日です。

 

 

つい最近、ほとんど時を同じくして、まみくん3歳率いる浅草buttobiチームに加入したフジオとあいので

 

毎回一人ずつゲストを呼んで、浅草buttobiで、

シンプルな弾き語りライブを定期的にやろう。

と言うことで企画した今回のイベント。

 

ゲストは

Popiyaからボーカルのわだゆうさん。

あいの側のゲストは

℃ want youさん。

そして、

第一回目の大トリは

二人とも尊敬する、

やすえデンジャラスおじさん

にお願いしました。

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とても素敵な人たちが集まりました。

ありがたいです。

 

正直、

弾き語りのアーティストとしての知名度なんてのはおれもあいのも、

そんーーーなにない。

あいのはバンドも頑張ってるけど、

俺なんかバンドも止まってたし、

少なくとも俺はアーティストとしての地位は底辺に近い事は自覚しているんです。

が、

おれも、あいのも、

二人とも共通している事がありました。

それは

 

丁寧に歌えて、伸び代もある、素晴らしいシンガーソングライターである事でした。

 

そして、

仲が良い。

 

あいのが歌い出した頃、僕はすでにバンドマンとして才能を磨いていたわけなのですが、

最初はあいのの歌には別に興味がありませんでした。

ただの妹分だったわけです。

 

ところが、

若い頃の成長というのは凄まじいものがあるケースがあると思うのですが、

最近のあいのはメキメキと歌が上手くなってきて、兄貴分だった自分の歌唱の方が心配になってくる事態になっておりました。

 

もっと語尾を伸ばせ。

などと、言ってた頃が懐かしいです。

 

そして、

共通の仲間と共に定期的に遊ぶ仲間だったおれとあいのが、なんの巡り合わせか、いつしか二人とも同じ会社の同じ浅草という場所で仕事をする仲になっておりました。

 

浅草buttobiという場所はゲストハウス兼イベントスペースという事もあり、

これは何かやった方がいいな。

となって、今回の開催に至るわけです。

 

以前から自分自身、原田卓馬さんなどの影響もあり、

シンプルなアコースティックギター一本で歌を歌うスタイルを磨くことに魅力を感じていました。

共催のかみやあいのもそれができるシンガーになってたし、

浅草buttobiのイベントスペースは、ほんとにシンプル。

長方形。

少ない機材。

オシャレ。ソファーある。

バンド以外なんでもできる。

 

酒も出せるし。

 

歌の原点を見つめるという点で、

アコースティックイベントをする環境と意義は大いに揃っていたのです。

これをおれ自身生かさない手はない。

 

しかし毎回追い詰められながらやるのはおれもあいのもちょっとめんどいので、

逃げの一手で不定期便。なわけです。

 

実際、みなさん、

いいですか。

 

この場所でこのスタイルでこの二人で

毎回ゲストを変えて

一年間に何度か定期的に開催して行く事は、

東京のアコースティック界にとっても、とても意義がある事なのです。

 

みな原点に立ち返る機会と、

その実力を発表する場所を得た訳です。

 

 

第一回目を終えると間も無くして俺が宮古島に仕事しに行く。

という問題を抱えつつ、

第2回目を口実に必ず東京に帰ってきて、不定期に続けようと思っております。

 

本当は定期的にしたい。

でもできないので不定期便です。

 

 

うんー。

歌う前に風邪ひいてちゃダメだな。

って感じだけど。

天才が集まってるからなんとかなるでしょう!

 

みんな遊びに来てねー。