思い出日記4

思い出日記4

二人の夕方


抱きしめたまま眠ってた
いつの間にか日が暮れかかっていて
それから
あなたが口ずさむ
赤いメロディー響いてた
街の端っこで
手を繋いで手を繋いで
ずっと歩いてた

あればあるだけ貪った
日々の中で忘れて行く度に
鳴く鳥が声を枯らして
なびく髪捕まって泣いていたのに
愛の端っこで
手を伸ばして手を伸ばして
ずっと探してた

二人の夕方
黒い影並んで伸びていた
愛の端っこで
重なって重なって
ずっと歩いてた

抱きしめたまま眠ってた
いつの間にか日が暮れかかっていて
それから